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2005年総括(野球)

鈴木尚広68 ああ、もう30日だ。年内に全部のカテゴリー総括しようかと思っていたけど、なかなかうまくいかないね。まあ、人生そんなもんだ。

 野球。ジャイアンツファンにとっては、数々の素晴らしい(もちろん皮肉)記録が生まれた年だった。阪神ファンにとって、日本シリーズがなかったことになっているのと同じように、今シーズンはペナントレースに巨人は参加していなかったと思いたいくらい、惨憺たるシーズン。まあ、たいていのメディアやファンは、そんなふうに総括することだろう。やれ「巨人が野球をつまらなくした」「1球団中心の野球界の構造時代がもう古い」。んなことは、どうでもいい。

 shikawaの観戦回数は、今年過去最高を記録した。面倒だから数えないけど、だいたい月4〜5試合ペース。もちろんテレビ中継は全試合、CATV、HD録画を駆使して、見逃した試合はない。本格的に外野スタンド応援席で叫び始めたのも今年だ。実に充実していた。

 そう。今年の巨人はすごく「面白かった」のだ。オープン戦から応援歌まで作ってもらっていながら、ご存知のように風のように去っていった「ミスター・ゲーブ・キャプラー〜」。初戦から試合をぶち壊して、浅草観光して帰った、、えーっと名前何だっけ。やる気のなさしか印象に残っていないタフィー・ローズ。ことごとく成績の悪い4番、そして上原はじめとする先発陣。その他、怪我で出たり入ったりしていた主力選手たち。「そりゃ、ないだろう」というオーダーや采配を次から次へと見せてくれた(旧)背番号88。

 最初の3連戦で優勝はないと思った。正直。いつ監督が下りるか、いつ江藤のホームランが出るのか、毎回楽しみにしていた。いや、本当に皮肉じゃないよ。他を圧倒する強さを見せつけるよりも、話題に事欠かない「かわいい」チームだった。応援のしがいがあった。

 素直にうれしかったのは、一時期、前から応援している鈴木尚広選手(上写真)に一時期スポットがあたったこと。彼を知る人誰もがびっくりした「凡打でバット叩き付ける事件」も球場で目の当たりにした。「足」を武器にする、巨人では異色な、ある意味もっとも個性の強い選手。塁に出ると本当にドキドキした。

 自分にとってのベストゲームは、8月24日対ベイスターズ戦(横浜スタジアム)。何となく体調もよくなく、なかば義務感で遠いハマスタまで足を運んだのだが、どスランプのはずの小久保さんが3打席連続アーチ。マレンも完封、というミラクルな試合に、涙まで出た。今年はハマスタで2回泣いた(もう1回は4月6日の今季初勝利)。

 来年の期待は、ここまでぐっちゃぐちゃになったチームを新背番号88がどこまで立て直せるか。それから、鈴木君をどのくらい使ってくれるかだね。。。一つだけ納得がいかないのは、ブライアン・シコースキーの退団。あれだけ真摯で、しかもスター性のある選手を手放すとは。ロッテファンに失礼だ。

 最後にこれだけは言っておきたいのは、ジャイアンツの私設応援団は12球団でいちばん素晴らしいということ。チームがどんな状態でも、外野スタンドの半分くらいが、弁当食べながら選手に文句言っているだけだとしても、声をからし、前向きに礼儀正しくリードを続けていた。あまり触れられないけど、ジャイアンツの応援団は、相手球団を貶める応援はいっさいしないんだよ。「消えろ、消えろ、ジャイアンツ!」だとかいうのはもちろん、相手の攻撃で凡打や三振の時の「パッパカパッパ、パッパー」もやらない。私は、選手たちと同じくらい、この応援団が好きで外野スタンドに行っているといってもいいくらい。2月にオープン戦が始まり、彼らに再会できるのが楽しみだ。

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